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     自然・風景

    vol.14 宮浦石炭記念公園

    「炭坑節」のモデルとなった煙突もある歴史公園

     この公園は1887年に開坑し、1968年の閉坑までの81年間、三池炭鉱の主力坑口の1つとして約4千万トンの石炭を産出した三池炭鉱宮浦坑を歴史公園として整備したもので、広さが0.47ヘクタールあり、1996年11月に開園した。
     大牟田市は、大幅な人口流出や地域経済社会の低迷などの現状を打開するため、大牟田中央工業団地を整備し、住民の雇用機会の創出、産業構造の多様化、高度化を図ることを目的として、1989年に基本構想を作成した。この公園は、この開発の基本方針の緑地として位置づけられ、当該予定地内には、本市発展の原動力となぅた炭鉱の坑口があり、これらの歴史的施設の保存を兼ね備えた公園として整備し、石炭の故郷としてのシンボルを後世に残すと同時に、学習の場および地域住民や工業団地従業者の憩いの場とされた。
     園内には、1888年3月に建造された高さ31.2メートルの煙突があり、1998年には、国登録文化財(建造物)として登録された。この煙突は、立坑巻上機を駆動させるための動力を得るのに蒸気を発生させていたボイラーの排煙に使われていたもので、「あんまり煙突が高いので......」と「炭坑節」に唄われたモデルといわれている。このほかに大斜坑や人車プラットホームが復元され、坑内で使用されていた機械も展示されており、石炭採掘と大牟田発展の歴史を物語る重要な建造物であり、日本の近代史や産業史を知るうえでもきわめて貴重な施設である。

    ▼大牟田市西宮浦町132-8▼JR大牟田駅から徒歩20分▼展示施設=煙突、大斜坑、プラットホーム、斜坑人車、鉱車▼駐車場あり(普通車5台) ▼照会先=市公園緑地課 TEL 0944(41)2222

    このページは大牟田市役所に勤務する主査・主任で構成する互助組織「大牟田市役所主査・主任会」で編集され発刊された「大牟田の宝もの100選」の中から紹介するページです。 発刊時のデータをそのまま引用していますので、問合せ先等に変更がある場合があります。ご確認をお願いいたします。
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