• トップページ >
  • おおむたの宝もの100選|建物| >
  • Vol.20 カルタックスおおむた
  • おおむたの宝もの100選

     建物

    vol.20 カルタックスおおむた

    三池カルタ記念館と図書館との複合施設

     

    「カルタックスおおむた」は、老朽化した図書館の移転改築と、本市が日本のカルタの発祥の地であることを記念した三池カルタ記念館との複合施設として、1991年4月に開館した。
     正式名称は「三池カルタ記念館等複合施設」で、「カルタックスおおむた」という愛称は、開館時に市内外に広く公募したもので、カルタとブックス(本)を合わせた造語である。
     鉄筋コンクリート地上3階建で、建築費は約17億8700万円。敷地面積は約4400平方メートル。建築面積は2874平方メートル、延べ面積は3760平方メートルである。1階が駐車場、2階が大牟田市立図書館(図書館)と三池カルタ記念館(カルタ館)、3階が集会場、閉架書庫、障害者サービス室、図書館事務室である。
     市の中心部に位置し、桜で有名な延命公園にも近い。周辺には文化会館、歴史資料館、青年の家などの施設があり、本市の教育文化ゾーンとも言える。
     またこの建物は、1993年に福岡県が主催する「福岡県建築住宅文化賞大賞」を受賞。受賞に当たり、地域のシンボルとして、市民に開放された総合施設で親しみやすく明るいイメージが都市景観に調和する、として評価を受けている。
    【カルタ館】
     本市が日本のカルタ発祥の地であることを記念して建てられたカルタ館は、全国で唯一の、カルタだけを展示し研究する公共施設である。
     日本のカルタの歴史は、16世紀頃、ポルトガル人の影響を受けて、筑後の三池地方で作り始められたとされている。その頃のカルタが1枚だけ兵庫県芦屋市の滴翠美術館に所蔵されており、そのカルタの裏には「三池住定次」と記されている。江戸時代の文献によれば、三池で作られたカルタは、絵柄の美しさや遊びの面白さから全国に広まったとされている。
     開館6周年を迎えた1997年には、所蔵資料が9千点を超え、市制施行80周年に合わせて「カルタ日本一宣言」を行った。
     主な所蔵資料は、「天正カルタ(復元)」や「貝形源氏歌カルタ」、日本最古の花札など。館内では世界のカルタの始まりから日本でのカルタの起こりや変遷も分かりやすく展示しており、プレイングルームで実際のカルタを楽しむこともできる。
    【図書館】
     生涯学習の場であり、市民が自己学習を行うための場である図書館は、市民の教養、調査およびレクレーションなどの市民の教育と文化の向上に寄与することに努めてる。市民が気軽に利用できるよう、自由で公平な資料の提供を運営の基本としている。館の蔵書数は約29万冊、さらに視力障害者のための録音テープ・点字図書も所蔵している。
     登録者は約5万5千人で、この数字は市の人口の約40%にも相当する。また市民1人当たりの年間貸出冊数は約4.3冊に達し、人口類似都市では上位にある。  

    ▼大牟田市宝坂町2-2-3▼JR大牟田駅から徒歩10分。西鉄バスは警察署カルタ館前下車、徒歩3分▼駐車場36台▼毎月月曜・最終木曜休み▼カルタ館=小人100円、大人310円▼電話 0944(53)8780

    このページは大牟田市役所に勤務する主査・主任で構成する互助組織「大牟田市役所主査・主任会」で編集され発刊された「大牟田の宝もの100選」の中から紹介するページです。 発刊時のデータをそのまま引用していますので、問合せ先等に変更がある場合があります。ご確認をお願いいたします。
    このページにつきましては、「大牟田市役所主査・主任会」の許可なく写真、文章などの転載を禁じます。
    リニューアル後、随時更新予定です。 製作・運営:大牟田観光協会

    Copyright © Omuta Tourism Association. All Rights Reserved.