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     建物

    vol.28 大牟田市動物園

    緑豊かな都心にある“ふれあい“動物園

     大牟田市のほぼ中央にある市民のオアシス・延命公園内の南西部に位置する。園内には豊かな自然林が残され、春には桜、秋には紅葉見物の客で賑わう、緑豊かな動物園である。
     開園は古く、1941年10月にわが国第14番目の動物園として、無料動物園として開設され、市民の憩いの場として公開されてきた。
     1956年4月1日から、大牟田産業科学大博覧会の開催に合わせて整備され、名称も「大牟田市動物園」とし、有料化され、福岡県南唯一の動物園として多くの入園者を集めて親しまれてきた。
     1988年度より、新たな社会ニーズに対応できる近代的な動物園に生まれ変わるために拡張再整備を進め、1992年4月、装い新たに再オープンした。
     「動物と人との体験・ふれあい」をテーマとし、また、学習できる動物園として、4万5000平方メートルの敷地内に100種・600点の動物を、できるだけ身近に観察できるよう自然環境に近い状態で飼育・展示している。ライオンやトラの檻には強化ガラスを使用、文字どおり目の前で猛獣を見れるようになっている。
     西日本一の巨大なバードケージ内には、クジャク、ペリカン、トキ類、小鳥などが飛び交い、また、リスザルやカンガルーもケージ内に放し飼いにされ、入園者がゲージの中を歩いて、ふれあいながら見る仕組みになっている。
     動物と直接ふれあうことのできるゾーンもある。ヤギ、ヒツジ、ガチョウ、アヒルと遊んだり、ウサギや子犬を抱きあげて頬ずりすることもできる。動物とふれあい、抱き、動物の肌や温もりや心臓の鼓動を監事ることにより、動物に対する愛護精神が養われ、命の尊さを学ぶことができる。
    1998年4月、ゴマフアザラシが死亡した時に、死因を調べるために解剖したところ、胃の中からビニール袋やポケモンのキーホルダーなどが取り出され、これが原因であることが判明した。子供たちの作文や意見が新聞紙上で取りあげられ、命の尊さを学ぶとともに、環境教育の素材として話題を提供したところにも動物園の姿勢を伺い知ることができる。
     ゾウ、キリン、トラ、ライオンの他に、世界的に数が少なく絶滅のおそれのある希少種で、ワシントン条約の規制対象動物であるワシミミズク、イヌワシもいる。また、中国においては1級の保護動物であるレッサーパンダも新しく仲間入りした。赤茶色の毛並みが美しく、大きな丸い目とユッサユッサと体を揺すって動く姿が愛嬌たっぷりで、人気者になっている。
     野鳥の観察場に給餌台が設けられ、バードウォッチングもできる。園内には、メリーゴーランドや観覧車、チェーンタワーのあるちびっこ遊園地や展望所、ピクニック広場などがある。
     緑豊かな都心にあり、市民の憩いの場として、親子のコミュニケーションの場として、1日楽しく遊び、動物とふれあい、学習もできる動物園である。日・祝日には楽しい「アヒルの運動会」や動物鳴き声ビンゴゲームなど楽しいイベントが開催されている。

    ▼大牟田市昭和町163▼JR大牟田駅から徒歩15分西鉄バスは警察署カルタ館前下車、徒歩10分▼9時30分~17時▼毎月第2・4月曜日休み▼駐車場あり(無料)▼電0944(53)6003

    このページは大牟田市役所に勤務する主査・主任で構成する互助組織「大牟田市役所主査・主任会」で編集され発刊された「大牟田の宝もの100選」の中から紹介するページです。 発刊時のデータをそのまま引用していますので、問合せ先等に変更がある場合があります。ご確認をお願いいたします。
    このページにつきましては、「大牟田市役所主査・主任会」の許可なく写真、文章などの転載を禁じます。
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