「INORI大蛇山」セレモニーは、withコロナ時代において「新しい生活様式」に対応する祭と新型コロナウィルス感染防止対策の両立の検証のため、そして「大蛇山」の次年度以降の開催継承、コロナ禍の早期退散、水害からの早期復旧を祈願する祈りを込めて、この度大牟田観光協会が取り組んでいる「『INORI大蛇山』実証事業」の一環で実施しました。
また、同日夜には諏訪公園で、サプライズ花火として「祈りの花火」を打ち上げました。
「大牟田市令和2年7月豪雨」によりお亡くなりになられた2名の方を悼(いた)み、深く哀悼(あいとう)の意を表すとともに、被災された方の早期復旧復興を祈念して。
大牟田神社 高尾宮司により実施。
・山車に乗る人、お囃子、踊り手など、祭りにかかわるすべての人は、事前の検温、手洗いや手指消毒、体調の申告を実施。
・演舞では、人と人の間隔が密にならないよう人数の制限、役割や状況に応じてフェイスシールドかサージカルマスクを着用。
・笛の奏者はフルートマスクを着用、太鼓の奏者は少ない動きで呼吸量の抑止と運動量の少ない演奏。
・掛け声は、マイクからの声を主として、その他の掛け声は出来るだけ控える。
約6分間、観覧者が密になることを回避する為、事前予告なしのサプライズ花火として、諏訪公園で実施。
疫病退散、無病息災を祈願し、国内で唯一、六つの神社の大蛇が実際の火を噴き、街を巡行する勇壮な祭「大蛇山」。350年以上の歴史を持ち、大牟田市民の心の拠り所である「大蛇山」も、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、2020年の第59回開催が1年間の延期となりました。 本事業は、「大蛇山」の次年度以降の開催継承と、旅行者の大牟田への誘客につなげるために、withコロナ、afterコロナの時代の「新しい生活様式」に対応する祭りと、新型コロナウィルス感染防止対策の両立の実証を目的に、New Normalな時代に対応する祭りとして検証するための取り組みです。
◇感染防止研修会:令和2年12月17日(木)13時~、イオンホールにて
◇関係者40名の参加で実施
◇講師:東京大学の災害対策トレーニングセンターより3名
◇セレモニー:令和3年2月11日木曜日16時~、新大牟田駅観光プラザにて
◇関係者約40名の参加で実施。
◇18時55分からは、諏訪公園にてサプライズ花火「祈りの花火」を打ち上げ
◇事前の開催告知は行わない。事後、withコロナの時代における祭の磨き上げの検証として、アンケート調査を実施、「大蛇山」の効果的な検証材料として次年度に引き継ぐ。
◇撮影・演出:瀬木直樹氏(映画監督)
◇イベント及びその事前準備状況を収録し、技術伝承を可能とする映像を目指す。
また、大蛇山関係者にインタビューを実施し、大蛇山の伝統、背景、経緯、技術、組織、人づくり等々について、次代に引き継ぐことが出来る映像を制作。
◇完成した映像は、観光協会のみならず市内主要団体においても共有し、市民に向け上映することにより、広く市民の誇り、今後の大蛇山に向けての理解、共感、合意形成を図っていく。